ガンプラをカッコよく作るには – プロポーション編 –

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カッコイイガンプラとはどうすれば作れるのでしょうか。経験が浅いうちは解らないかもしれません。大勢の人間が持つ美醜の定義を理解しているかどうかで完成した作品の出来栄えは違います。カッコイイガンプラとは適当に作って出来るものではなく、カッコよくするべくしてカッコよく作るものであるということです。カッコよさにはある程度のセオリーがあります。

カッコイイガンプラを作るにはどうすればいいかと考える時、「完成した時に写真で撮影した状態を意識して改造を施す」というのを忘れないようにしています。 人に作品をどうやって見せるかと言うと、写真に撮ってネットにアップします。 写真の見栄え=作品の出来ですので、「写真写りを最大に意識」します。

写真映えを意識したポージングで撮った写真を例に「カッコイイガンプラはどうやって人に見せればいいのか」を解説していきます。

①肩パーツ

丸や四角の肩パーツはイカラせず水平に、横長の肩パーツは傾斜を付けてイカらせます。 可動をアピールするならオーバーにイカらせるのもありでしょうが、直立仁王立ちだと程々にしたほうがいい気がします。

上から見ると胸を前に張り出しているように角度をつけるとカッコイイ。これも改造計画時に取り入れるべき箇所。

②胴体

胴体は少し横に傾けて正面と側面の出来をアピールします。撮影する時の視点によって下からアオリで撮るか、目線を被写体に合わせるかいろいろ撮ってみて一番カッコイイのを選びます。目線を合わせるほうが私は好みですね。

胸部~背中にかけての厚みを増しています。ボディビル関連でもこの部分は全体のガッシリ要素の大元的パーツ。ペラッペラな上半身だと手足がガッシリしていてもバランスが悪いです。 写真見ても分かる通り、厚さは違うけど殆どキットそのままであることが良くわかります。

胸の厚みを増したなら、当然肩パーツの厚みもマシマシしないとバランスが悪いです。 特にSガンダムの肩パーツなんてでかくすりゃするだけカッコイイボーナスパーツみたいなもんですからね。 一箇所の改修で終わらずに全体のバランスを考慮してボリュームアップや延長をしましょう。

胸から始まり肩パーツ、上腕、前腕と全て一貫して幅増ししていますがこれらは各部単独のボリュームアップではなく、上半身全ての総合的ボリュームアップ計画の各ステップであると言えます。 完成時の全体像をイメージし、どの部分をどの程度ボリュームを増す、スリムにするかをよく考えましょう。

③腕

腕の面は裏・表・側面全て見せたいですね。ポージングも考慮します。スマートガン保持した右腕の内側が見えていますので左腕は外側を見せるようにします。右・左揃って内側を見せると、せっかく作った外側が見えません。

腕はカッコイイガンプラの立ちポーズの代名詞、通称ガワラ曲げを施します。昔のキットは出来ない構造のものがほとんど。 ガワラ曲げとは前腕の正面を前に向けたまま軽く腕を曲げるポーズの事。Sガンダムのキットを見ると腕の内側を正面にしないと関節を曲げられません。

ガワラ曲げ出来る、出来ないでポーズの表情は物凄く変わります。見た目だけではなく、前腕の側面にシールドのジョイントがある場合、腕を曲げた時にシールドは下を向く事になります。腕の表情に制限が掛かることになりますのでこの一つの関節が物凄く大事になります。

④、⑤下腿

④下腿もできるだけ多くの部分を見せるようにします。左足は真正面を向け、右足は側面を見せるようにポージング。 ⑤に続きますが、足をハの字に開けるようにするだけでガンプラは劇的にカッコよくなります。元キットにこの機構がない場合、何においても施すべき改造でしょう。

足のハの字は股関節で行うか膝関節で行うか大腿にロール関節を追加するか、キットによって解決は様々。 Sガンダムは変形機構に使う大腿ロール軸がキットになかったので追加し、これでハの字を実現しています。

マシンによっては「下腿と大腿の正面が常に同じ方向を向いていないといけない」場合があります。この場合はハの字を実現する方法は「股関節」のみになります。 同じ方向を向いていないといけない理由は、ヘルダイバーは「デザイン」、サザビーは「構造」

地面にドッシリ足が着いている様は安定感がありカッコイイです。足裏と地面が接地して無くて隙間があるとおもちゃっぽくてかっこ悪い印象を与えます。 Sガンダムは自立出来なくてベース固定だったのであんまり考慮していませんが、足首関節の可動域を確保し、完璧な接地を目指すべきでしょう。

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