旧キットSガンダムをカッコよく作る – プロポーション考察編 –

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Sガンダムをカッコよく改造していきます。コレまでのキットと違いボリューム満点、生半可な気持ちで向かっていくと失敗しちゃいますので、まずは悪い部分をじっくり分析し、どうしたらかっこいいSガンダムになるか、論理的に考えていきます。

オプション関係を取っ払い、本体部分のプロポーションを整えることで地盤を固め、それに見合ったオプションパーツに修正していくことで総合的にカッコよくしていこうと思います。

キット素組み状態を見てみると、一番目立つ問題点は腰から下、下腿の長さと大腿の太さ、それと足首の関節部分が外に張り出しているのが目立ちますね。

昔のキットは大抵大腿が細い物が多いです。当時のロボットプラモデルで重要視されたのは「可動」「ギミック」であり、プロポーションは後回しでした。

ザクッと骨格をイジったところ。四肢の幅増しによるボリュームアップと下腿の延長がメインです。このキットのカッコ悪い原因の一つである「足首アーマーが下腿の外装にくっついていて外側に膨れ上がっている」という部分を改良するため、下腿外装の一段下に足首アーマーを配置すべく、内部フレーム的なものをでっち上げます。

また、カッコイイロボットプラモの条件に必須な「つま先ハの字立ち」を可能にすべく、大腿にロール軸関節を設け、立ち姿がキマるようにしています。

さらに腕の曲げ方向が一方向なことでポージングがキマらない問題を解決すべく、「ガワラ曲げ」ができるように腕関節を仕込みます。

オプション関係を取っ払った、本体部分のプロポーション変更。文句なしにカッコよくなっていますね。これはこのキットが出来が良いとかそういうことではなく、これだけイジってカッコよくしようとしてたらそりゃそうなるよね、という当然の結果でしかありません。キット自体はあまりできが良いとは言えない。

キット素組みとの比較。結果は歴然。

旧キットのプロポーション変更するなら細部の工作は後回しにし、突貫工事で構わないので骨格、シルエットを確定してしまいましょう。

骨格も決まっていないのに細部のディティールアップなんかしちゃったら、頭身や手足の長さ・太さが変わった時に、既に施したディティールに説得力がなくなります。プロポーションを確定させ、そのプロポーションにバッチリマッチしたディティールを追加すべきです。



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